兵庫県、福島県産「いかにんじん」を県庁食堂で提供 安全性PRで9月1日から

20230830いかにんじん

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は30日の定例記者会見で、福島県産水産物の風評被害対策の第1弾として、同地の郷土料理「いかにんじん」の定食を県庁内の食堂で提供すると発表した。2号館1階の「ドリームカフェ」で9月1日から提供し、安全性をPRする。ドリームカフェは障害福祉施設などを運営する社会福祉法人の円勝会(たつの市)の協力を得て運営しており、兵庫県が同会に「相談したところ、喜んで協力するとのことだった」という。

 提供するメニューは「福島県と兵庫県を結ぶ”お結美(むすび)定食”」とした。いかにんじんと、おむすび、漬物、芋煮(汁物)をセットにした定食だ。いかにんじんは調理済みの総菜を、福島県から仕入れる。おむすびに使うノリも福島県産。今後は季節にも影響される見通しだが、漬物や芋煮の内容など、福島県産品の比率を高める方向で調整するという。価格は税込み700円で、1日限定20食を予定している。

 県内での風評被害について記者が質問すると、斎藤氏は「県内からは西播磨のカキや淡路のナマコを中国や香港にも輸出しており、中国の禁輸措置の影響がどの程度になるか分析している」という。「県魚連(兵庫県漁業協同組合連合会)とも意見交換をしたいと思うが、兵庫県産の水産物を消費喚起するキャンペーンも必要になると検討している」と語った。中国からとみられる、いやがらせの電話については「県内で2件を確認している」と明らかにした。

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