大栄環境、奈良市のペットボトル水平リサイクルで豊田通商・サントリーと連携

20230829大栄環境図

【神戸経済ニュース】廃棄物処理の大栄環境(9336)は、奈良市、豊田通商(8015)、サントリー(大阪市北区)グループと協力して、奈良市内で排出されたペットボトルから再びペットボトルを生産する「水平リサイクル」を展開する協定を結んだと発表した。4者による協定の調印式は28日に開催。2024年4月からの事業開始をめざして準備をすすめる。

 各団体の役割分担は、奈良市がペットボトルの分別・排出・回収・選別のうえで梱包する。梱包されたペットボトルは大栄環境が買い取り、リサイクル拠点に配送する。豊田通商はリサイクル原料の製造を担当し、関連会社や提携先で廃棄ペットボトルからペットボトルの原料である「ペレット」を製造し、サントリーが買い取った材料でペットボトルを製造し、飲み物を入れて販売する。

 ペットボトルのリサイクルを通じて、国が進める2050年の二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロ(カーボンニュートラル)の実現に向けた循環型社会の形成に寄与するのがねらい。協定にはペットボトルのリサイクルに加え、そのための普及啓発・環境学習を実際に展開するほか、資源循環の促進についても連携して進めることを盛り込んだ。

 大栄環境、豊田通商、サントリーグループは25日に、東大阪市、大東市と、両市でごみ収集を担当する東大阪都市清掃施設組合と、ペットボトルのリサイクルについて協定を結んだ。

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