日本製麻が急反発、2月3日以来の1000円台 ゴーゴーカレーの追加取得で

20191231神戸株ワッペン

終値 1008円 +122円(+13.77%)

【神戸経済ニュース】29日の東京株式市場では、麻袋大手の日本製麻(3306)が急反発。一時は前日比144円高の1030円まで上昇した。2月9日以来およそ半年ぶりの1000円台を付けた。終値では東証スタンダードの値上がり率で5位。「金沢カレー」店を展開するゴーゴーカレーグループ(金沢市)が28日に北陸財務局に提出した変更報告書で、同社による日本製麻(3306)の保有比率が21日時点で19.24%だった。前回提出時に比べて2.4%上昇した。筆頭株主とみられるゴーゴーカレー社による日本製麻株の追加取得で、需給が引き締まることなどへの期待感から買いが入ったもよう。

 変更報告書によると、ゴーゴーカレーは21日に日本製麻株の2.40%に相当する8万8000株を追加で取得したという。この日はゴーゴーカレーの創業者で会長を務める宮森宏和氏を、日本製麻の取締役会が社長から解任した一方で、日本製麻株は大幅高になっていた。このため「宮森氏が日本製麻社内で存在感を高めるために、ゴーゴーカレーが日本製麻株を買い増すことは今後もあるのではないか」といった思惑なども出やすく、短期の値幅取りと割り切った資金が流入したとの見方が多い。

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