MORESCO、中国・無錫市の関連会社を全額出資に 工場立ち退き機に合弁解消

【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)は28日、中国の江蘇省無錫市にあり、同社が半額出資している関連会社の残りの持ち分を2264万人民元(約4億5500万円)で買い取り、全額出資会社にすると発表した。関連会社は現地企業との合弁会社で、特殊潤滑油とホットメルト接着剤を製造してきた。ただ区画整理事業で立ち退きになるのが決まったのを機に合弁を解消する。

 持ち分の譲渡は10月を予定する。特殊潤滑油とホットメルト接着剤の製造は、移転先である浙江省海寧市に建設中の工場に、11月までに移管を終える計画だ。新工場は、すでにMORESCOが全額出資して設立した新会社が運営を予定している。

 無錫市の関連会社は全額出資になった後、移転先である新工場の運営会社に事業を移管する。このため会計上は、持ち分の取得(子会社化)後も従来同様に持ち分法適用会社としてあつかう予定だ。今回の合弁解消に伴う2024年2月期の業績への影響は軽微と見込む。

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