(動画)神戸港で4年ぶり客船見学会に約70人参加 「飛鳥Ⅱ」に応募1300人超



【神戸経済ニュース】神戸市や船社、旅行会社などで構成する神戸市客船誘致協議会は27日、豪華客船「飛鳥Ⅱ」の市民船内見学会を開催した。客船の見学会は新型コロナウイルスの感染拡大前まで、年に1〜2回程度を実施してきたが、神戸港では2019年11月以来およそ4年ぶりの開催になった。76人を定員として募集したところ、1337人から応募があり、改めて客船への人気を印象付けた。

 この日は、都合で参加できなくなった数人を除く約70人が集まり、客船の豪華な内装や、なかなか景色が変わらない海上でも時間を持て余さないために備えられた、さまざまな施設の見学を楽しんだ。12階建ての船内のうち、今回は5階の乗船口から乗り込み、11階・12階の食堂、屋外プール、ラウンジなどに加え、6階のカジノ施設やダンスホールなどの娯楽施設、売店などを見て回った。客室は公開しなかった。

 飛鳥Ⅱとしても新型コロナが感染拡大した19年以降で初めて、見学者が船を訪れる機会になったという。同船は満室の場合に872人の乗客を迎え入れる。これに対して乗組員数は総勢500人近く。見学者への説明を担当した同船の乗務員は、「満室でも乗客2人に対して乗組員が1人以上の割合とあって、日本の客船ならではの手厚いおもてなしで乗客を迎えている」と胸を張っていた。

 この日から3泊4日のクルーズを控え、前のクルーズの乗客が下船し、新たな乗客を迎えるまでの合間に久々の見学会が実現した。同船の船籍は日本(横浜港)。全長241メートル、全幅29.6メートル、総トン数5万0444トン。航海速力は最高21ノット(時速約39キロメートル)。90年に三菱重工業長崎造船所でクリスタル・ハーモニーとして完成し、改装したのち06年から飛鳥Ⅱとして運航している。

▽関連記事
神戸港、外国客船3隻が初の同日入港 遊覧船は「お出迎え」運航も・30日 (2023/03/28)

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ