ワールド、ユーハイムの店舗制服をデザイン・生産 全国の販売員が着用

20230825ユーハイム制服

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)は、同社と同じ神戸市に本社を置く洋菓子の老舗「ユーハイム」(神戸市中央区)の販売スタッフ向け制服をデザイン・生産した。制作したのは男女共通の7分そで上着(チュニック)、女性用ボトムズ、男性用ボトムズ、スカーフ、帽子の5点だ。販売の現場で着用する制服とあって機能性とデザイン性を両立させるのに力を入れた。ワールドの生産・製造系子会社であるワールドプロダクションパートナーズ(神戸市中央区)と、Idiom(同)が担当した。(写真はユーハイムの神戸元町本店で撮影=ワールド提供)

 ネイビーを基調にすることで、店舗内装のポイントと色を合わせると同時に、男女・年代などを問わず誰にでも着やすい制服にした。店舗で作業するときも7分そでで、腕まくりの必要がない。ユーハイムが昨年の創業100年を機に改めてデザインし、パッケージなどにも積極的に使っている赤白黒の「ユーハイムチェック」をワンポイントに取り入れた。制服と店舗、商品のパッケージが共存できるバランスを考えたという。生産数量などは明らかにしていないが、全国のユーハイム店舗で販売員が着用する。
 
 同じ神戸市に本社を置く会社同士として、販売員の制服を新たにデザインする企画が進んだという。これまでもワールドは遊園地スタッフ、学校や企業の制服などで実績がある。制服の生産はワールドが持つノウハウ・経営資源を他社と共有する「プラットフォーム事業」と位置付けており、同事業の強化とともに受注が増えている分野。ワールドによると「制服の専業メーカーとは異なるデザインが提案されると好評を得ている」(広報担当者)ことから、引き続き力を入れる方針としている。

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