日本製麻が急反落 社長4カ月で解職、経営の混乱を嫌気

20191231神戸株ワッペン

終値 822円 -83円(-9.17%)

【神戸経済ニュース】22日の東京株式市場では麻袋大手の日本製麻(3306)が急反落。一時は前日比106円安の799円まで下落した。終値でも東証スタンダード市場の値下がり率ランキングで4位に並んだ。前日大引け後、宮森宏和社長を「解職」して取締役とし、後任の社長として山村貴伸副社長が昇格する人事を発表した。就任から4カ月での解職だけに、経営の混乱を嫌気した売りが膨らんだ。前日に特に理由もなく大幅に上昇していただけに、利益確定の売りも出やすかった。

 宮森氏が創業し、現在も会長を務める「金沢カレー」のゴーゴーカレーグループ(金沢氏)は日本製麻の大株主。以前から取引先だった日本製麻の食品事業には改善の余地が大きいとして、日本製麻株の10%超を買い集めた。ゴーゴーカレーが臨時株主総会の開催を要求し、宮森氏が社長に就いた経緯があった。このため「もし宮森氏が日本製麻を離れるなら、ゴーゴーカレー社から日本製麻株の売りが出る、との思惑にもつながりやすい」との指摘もあった。

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