井本商運、1000個積み2隻目「かいふ」を日本海東航路へ投入

20230819かいふ

【神戸経済ニュース】内航コンテナ輸送大手の井本商運(神戸市中央区)は、最大1096個(20フィートコンテナ換算)のコンテナを搭載できるコンテナ船「かいふ」(写真=井本商運提供)を日本海東航路に投入した。同社が新たに投入を計画する1000個積みコンテナ船3隻のうち、「きそ」に続く2隻目。ひびきコンテナターミナル(北九州港)と秋田港、新潟港、富山港を結び、日本海側から神戸港への輸出貨物などの集貨に加え、日本海側〜九州などの国内輸送も担当する。

 日本海東航路には昨年11月から400個積みの「さくら」が就航していたが、「かいふ」の投入で船を大型化する。同航路は国際コンテナ戦略港湾政策の一環として、輸出入貨物を神戸港に取り込む狙いで運航を開始した。だがトラックドライバーの勤務時間管理を厳格化する「2024年問題」を背景に、日本海側から神戸港へ向かう貨物や、国内輸送貨物がトラックから海運にシフトするのを見越して輸送力を強化する。

 ひびきコンテナターミナルから神戸港への輸送は、従来通り井本商運の既存航路で輸送する。初便のスケジュールは15日に富山港、16日に新潟港、17日に秋田港に寄港し、19日にはひびきコンテナターミナルに到着すると発表した。総トン数9662トン、全長141.90メートル、旭洋造船(山口県下関市)で建造し、7月18日に完成した。船主は篠野海運(徳島県阿南市)。

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