神戸運輸監理部、4年ぶり外国PSC検査官の研修受け入れ トルコなど3人

20230814PSC検査

【神戸経済ニュース】国土交通省の神戸運輸監理部は14日、船舶が国際条約への適合性を確認する検査(PSC)の検査官の研修を海外から4年ぶりに受け入れると発表した。24日から9月6日までの予定でフィジー、トルコ、バーレーンから1人ずつ合計3人を検査官を受け入れ、検査手法の共有や検査能力の向上をめざす。22年度までの3年間は、新型コロナウイルスの影響で海外からの研修を受け入れられなかった。(写真は過去の研修の様子=神戸運輸監理部提供)

 PSCは各港で入港した外国船舶に対して実施する検査。神戸港では神戸運輸監理部が担当する。安全や環境などについて、国際条約で定めた基準を満たしていない船舶(サブスタンダード船)をなくすのが目的だ。国際条約で定めた基準とあって、各国で統一的な内容、水準でPSCを実施する必要があり、アジア太平洋地域では1993年に結んだ覚書「東京MOU」に基づいて国土交通省が研修生を受け入れている。

 研修生はまず、東京MOU事務局が主催する1週間の座学研修を横浜市で受講。その後に日本各地の国際港で船舶検査の実地研修を受ける。昨年はオンラインで座学研修のみ実施していた。神戸港に研修生が訪れるのは、2019年度にフィジーとパプアニューギニアから各1人の研修生を受け入れて以来になる。実地研修では意見交換なども実施し、相互に検査技術の向上をめざす。

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