シャルレの4〜6月期、最終黒字2億4300万円 6月の値上げ前に駆け込み需要

20230811シャルレ

【神戸経済ニュース】婦人下着の訪問販売などを手掛けるシャルレ(9885)が10日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、最終損益が2億4300万円の黒字(前年同期は6億9700万円の赤字)になった。6月に実施した衣料品類の値上げ前に駆け込み需要が発生し、収益が押し上げられた。新型コロウイルスの影響が後退し、訪問販売の活動環境が改善したのも下支えになった。

 売上高は前年同期比11%増の34億円、営業利益は2.6倍の2億5200万円だった。6月の値上げは衣料品類、化粧品類、健康食品類の主要定番商品で実施。値上げ前の販売が膨らんだが、前期から取り組んだ物流体制の見直しや人件費など固定費削減の効果で採算が改善した。シャワーヘッド類の販売は、原材料の高騰が課題であった真ちゅう部品・金属切削加工を切り離したことで収益性が改善した。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は6000万円の赤字(前期は7億4000万円の赤字)を見込む。当面は駆け込み需要の反動で、衣料品類などの需要が伸び悩むとみている。

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