兵機海運の4〜6月期、純利益22%減 建機類の輸送契約が終了で減収

20230811兵機海運

【神戸経済ニュース】鋼材輸送など在来貨物が主力の兵機海運(9362)が10日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の1億7600万円だった。前期にスポットで請け負った、ロシア地域向けの規制対象外である建機類の輸送契約が終了したのが響いた。港運事業で輸出貨物の取り扱いが減少、これに合わせて倉庫の作業収入も減った。

 売上高は15%減の40億円、営業利益は25%減の2億800万円になった。事業別の営業利益は内航事業が18%増の8800万円、外航事業が44%減の6200万円、港運事業が微増の3500万円、倉庫事業は62%減の2200万円だった。内航事業では鋼材の輸送量が減少した一方、油糧・飼料関係の運賃値上げに加え、効率的な配船の効果も出た。倉庫事業では増築した兵庫埠頭物流センターの減価償却負担が膨らんだ。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は10%減の4億円を見込む。足元の業績は想定通りに推移しているとして、業績予想の修正を見送った。

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