キムラタンの4〜6月期、最終黒字1400万円 特別利益で・アパレル9店舗に

20230811キムラタン

【神戸経済ニュース】ベビー・子供服と不動産のキムラタン(8107)が10日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、最終損益が1400万円の黒字(前年同期は3億300万円の赤字)だった。アパレル事業の大幅縮小に伴い前期に減損処理した荷役を自動化する「マテハン機器」の売却益1900万円、中国子会社の「上海可夢楽旦商貿」の解散完了に伴う為替換算調整勘定の取り崩し益1200万円を、それぞれ特別利益に計上したのが寄与した。

 売上高は前年同期比73%減の2億9600万円、営業損益は400万円の黒字(前年同期は2億4900万円の赤字)になった。6月末のアパレル店舗数は9店舗と、昨年6月末の196店舗から大幅な撤退が進んだのが減収要因。ネット通販もブランド数の縮小、持ち越し在庫の削減に伴う品ぞろえの縮小を進めた。一方で夏物セール開催を店舗、ネットとも従来の6月末から7月上旬に遅らせ、定価販売する期間を延ばした。アパレル事業の部門(セグメント)損益は2800万円の赤字(前年同期は1億2100万円の赤字)。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益が2000万円の黒字(前期は11億3100万円の赤字)と、15年3月期以来9期ぶりの最終黒字になる見通しを維持した。

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