兵庫県、ウクライナ西部の州と支援で覚書 専門人材に研修の機会など

【神戸経済ニュース】兵庫県は、ウクライナ西部にあってロシアの軍事侵攻による負傷者を多く受け入れているイバーノフランキーウシク州との間で、兵庫県が阪神淡路大震災の経験を生かした支援をすることで合意した。兵庫県の斎藤元彦知事と、イバーノフランキーウシク州のストラビーナ・オニシュチュク知事が日本時間9日に、テレビ会議システムを通じて会談し、覚書を交換した。

 早期に着手する支援として「心のケア」「義肢装具・リハビリテーション」の2分野についてイバーノフランキーウシク州の専門人材を受け入れ、兵庫県が研修の機会を提供することで合意した。今後は子供の交流、留学生の受け入れや交換、がれき処理の支援、文化芸術の交流などについても検討する。加えて両者は、それぞれの中央政府に対して必要な働きかけや調整を実施、協力するうえでの情報共有などについても進める。

 イバーノフランキーウシク州は、4月に開いた兵庫県による第1回のウクライナ支援検討会で、兵庫県が支援するパートナー候補としてウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が紹介した2州のうちの1つ。その際のもう1つの州である同国南部のミコライウ州とも支援のための覚書交換に向けて調整を進めている。

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