トレーディアの4〜6月期、純利益ほぼ前年並み 受取配当金など増加

20230810トレーディア

【神戸経済ニュース】港湾運送のトレーディア(9365)が10日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%減の9300万円と、ほぼ前年同期並みだった。輸出部門、輸入部門では自社倉庫での貨物の取り扱いが減り、収益性が悪化した。ただ国際部門で貨物を輸送するスペースを確保するための費用を抑えて同部門の増益を確保。さらに受取配当金が増えたことでほぼ補った。

 売上高に相当する営業収入は22%減の38億円、営業利益は15%減の2400万円だった。国際部門は海上運賃の大幅下落や、航空便案件の減少、北米の在庫調整などで取り扱い貨物は8%強減少したのが減収要因になった。輸出部門の取扱量は前年同期から微減だったが、自社倉庫での取扱量が減って収益性が悪化した。輸入部門は取扱量が減少した。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比42%減の3億円を見込む。23年4〜6月期の収益は期初の想定をやや下回ったが、業績予想を修正するほどの想定外ではなかったという。7月以降の9カ月間で挽回できるとみている。

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