川西倉庫の4〜6月期、純利益23%減 海上運賃の下落が影響・最大で7割程度

20230810川西倉庫

【神戸経済ニュース】神戸港など主要港で倉庫を展開する川西倉庫(9322)が10日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%減の2億3600万円だった。航路によっては最大で7割程度下落した影響を受けた。国際海上物流の混乱によるコンテナ不足も解消したことで、混載(フォワーダー)事業の取り扱い貨物もやや減少した。

 売上高に相当する営業収益は10%減の63億円、営業利益は14%減の3億7100万円になった。事業分野(セグメント)別の営業収益は、国内物流事業は3%増の51億円、国際物流事業が44%減の11億円だった。「想定していた減収減益だが、政府補助金などの措置で動力費が想定をやや下回り、4〜6月期の利益については期初の想定ほどは減少しなかった」(経理部)という。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比前期比60%減の5億9000万円になりそうだと発表した。横浜市が進めている山下ふ頭(横浜市中区)の再開発事業に伴う京浜支店の移転によって、前期の特別利益に計上した受取補償金17億6300万円がなくなる。

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