バンドーの4〜6月期、純利益11%減 高機能エラストマー製品が赤字で
- 2023/08/09
- 14:39

【神戸経済ニュース】伝動ベルト大手のバンドー化学(5195)が9日に発表した2023年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11%減の18億円になった。高機能エラストマー製品事業で小幅ながら赤字を計上したのが響いた。高機能エラストマー製品のうち機能フイルム製品は構内で非住宅関連の需要が停滞。建築資材用も工業用フイルムも販売が減った。精密機能部品は高機能ローラ、ブレードなどの販売も減少した。他のセグメントの伸びでは補えなかった。
売上高に相当する売上収益は4%増の265億円、営業利益は6%減20億円だった。事業分野(セグメント)別のコア営業利益(売上収益から売上原価と販管費を差し引いて算出)は「自動車部品事業」が8%増の8億1100万円、「産業資材事業」が2%増の9億6800万円だった。「高機能エラストマー製品事業」は4600万円の赤字(前年同期は1億5300万円の黒字)だった。高機能エラストマー製品は、販売の減少によって採算が悪化したという。
24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は5%増の60億円を見込む。6月までの純利益の進捗率は31%になった。
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