カルナバイオ1〜6月期、最終赤字8億8500万円 タンパク質販売が上期最高
- 2023/08/08
- 02:48

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)が8日に発表した2023年年1〜6月期の連結決算は、最終損益が8億8500万円の赤字(前年同期は3億5900万円)だった。創薬事業では3薬剤が第1相の臨床試験に入り、研究開発費が増加した。他社に開発ライセンスを提供した薬剤については、前年同期にあった一時金収入がなくなったことで、赤字幅が広がった。
売上高は前年同期比40%減の5億円、営業損益は8億6300万円の赤字(前年同期は3億1200万円の赤字)になった。前年同期にあった創薬事業の売上高がなく、創薬支援事業は米ギリアドサイエンスとの契約に関連した収益が今期は減少。ただ相対的に高採算のタンパク質販売が3億2400万円と、人工知能(AI)による創薬などバイオベンチャーからの受注が順調で上期としては過去最高になった。
23年12月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は19億円の赤字(前期は13億円の赤字)を見込む。売上高は前期比35%の9億0200万円の見通しで、6月末までの進捗率は55%になった。
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