山陽電、今期純利益4%減に上方修正 電気代が想定下回り推移・乗客も増加

20230808山陽電

【神戸経済ニュース】山陽電気鉄道(9052)は7日、2024年3月期の連結純利益が前期比4%減の25億円になりそうだと発表した。従来予想の20億円から上方修正し、減益幅が縮小する。鉄道の乗客数が想定を上回って推移しているほか、電気代を中心とする動力費が想定を下回って推移した。原油価格の下落などで8月分までは期初想定を下回ることが確定しており、この分を通期予想に織り込んだ。

 売上高に相当する営業収益は微増の389億円、営業利益は3%増の36億円を見込む。従来予想は384億円、29億円だった。鉄道業では新型コロナウイルスの感染症法での扱いが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したことで、外出を控える傾向が前期よりも後退しているという。鉄道バリアフリー料金制度による値上げや、バス事業での神戸市バスの運行受託を拡大したのも寄与する。

 同時に発表した23年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比1%増の13億円だった。鉄道の乗客増に加え、不動産業で「リアラス明石西新町」(明石市)の引き渡しが収益を押し上げた。営業収益は26%増の108億円、営業利益は2.0倍の17億円になった。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

広告

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ