三星べの4〜6月期、純利益7%増 営業減益も除却損など減少で・通期据え置き

20230807三星べ

【神戸経済ニュース】工業用ベルトの三ツ星ベルト(5192)が発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比7%増の21億円だった。国内では半導体・液晶製造装置の生産減などで国内ベルト市場が伸び悩んだことなどもあって、同社全体でみて営業減益。だが、前年同期に1億円を計上した固定資産除却損が今回は2900万円に減少したことや、「営業外収益・その他」の増加が寄与した。

 売上高は微減の205億円、営業利益は5%減の20億円になった。地域(セグメント)別の売上高は、国内売上高が2%減の68億円、海外売上高は微減の110億円。国内の自動車用ベルトについては、半導体不足による自動車減産の影響が徐々に後退。前年同期を上回って推移したという。海外では中国で昨年の上海市の都市封鎖(ロックダウン)で需要が落ち込んだ反動増があったが、欧米・アジアで補修市場の在庫調整の影響を受けた。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比微増の71億円を見込む。前期に比べた円高を想定。純利益は通期予想に対する4〜6月の進捗率が約31%になった。

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