北野の街に建てたい家は? 児童ら「風見鶏の館」と和田興産ギャラリー見学で

20230807未来の住まい

【神戸経済ニュース】地域団体の北野ふれあいまちづくり協議会(神戸市中央区)は、地域内の児童が通う神戸市立神戸小学校の児童とその保護者を対象にした行事「北野に建てる未来のおうちを考えよう」を2日に開催した。同地域に立地する異人館「風見鶏の館」と和田興産(8931)のマンションギャラリーをヒントに、子供たちが「将来に住みたい家」を考えた。参加した7人の子供たちは「ずっと花火が見える家」「大人数で住めるように玄関もリビングも2つずつ」など、さまざまなアイデアを発表していた。

 当日のプログラムは神戸市外国語大学(神戸市西区)の学生が中心になって、教育をテーマに活動する学生団体「LearnBo(ランボ)」が考案。過去に住居として使われた異人館と、歴史をふまえて地域密着をめざす最新のマンションの両方を訪れることで、より子供たちの創造性が発揮できるようになると考えたという。「それに加えて、子供たちが地域の歴史に関心を持つきっかけにもなれば」(ランボの伊藤鴻志郎さん)という。

 和田興産がマンションギャラリーを通じた地域貢献を申し出たことなどがきっかけになり、神戸市が学生団体のランボ、北野ふれあいまちづくり協議会をコーディネートして、今回の行事が開催できたという。和田興産のマンションギャラリーでは、トアロードの歴史を説明する動画と、実際のモデルルームを見学した。モデルルームでは「お気に入りの場所を1つ探す」を課題として、部屋の中を探検。広い風呂場や、ゆったりしたソファーなど、子供たちが「お気に入りの場所」を通じて住まいの中で大事にしたいものを考えた。

 風見鶏の館と和田興産のマンションギャラリーを見学した後は、旧北野小学校を再利用した北野工房のまち(神戸市中央区)のギャラリーで、子供たちが「未来の北野を建てる家」を描くワークショップを実施。見学の成果を生かした間取り図や建物外観などを発表すると、ランボ、北野ふれあいまちづくり協会、和田興産の3者が審査して「北野のまちにぴったりで賞」「住みやすいおうちで賞」など各賞を設定。参加した子供7人全員を表彰して、将来の地域での活躍を願った。(写真は自分の絵と賞状を受け取った参加者の子供ら)

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