兵庫県、企業のSDGsで3段階の認証制度を創設 22日から第1回募集

20230805斎藤兵庫知事

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は4日の定例記者会見で、企業のSDGs(国連の持続的な開発目標)に対する取り組みを評価する県独自の認証制度「ひょうご産業SDGs認証事業」を創設すると発表した。SDGsが提示した17種類の目標のうち、めざす目標とそのための取り組みを公表した「ひょうご産業SDGs推進宣言企業」を対象に、社会・経済・環境に関する全30項目のチェックシートで取り組みを自己評価。達成した項目数に応じて特典を受けられるようにする。

 対象になる「推進宣言企業」は7月末現在で617社。認証を受けたい企業の第1回募集は8月22日〜9月22日を予定する。第2回は12月ごろの計画で、2024年度からは年3回の募集を予定している。外部委員による審査会を開いて審査したうえで認証する。認証を受けた企業は毎年度、県へ取り組み状況を報告し、進捗状況を測定する。

 チェックシートで達成した項目数が25項目以上だた「ゴールドステージ」、20項目以上で「アドバンスステージ」、10項目以上で「スタンダードステージ」の認証を受けられる。「ゴールド」になると合同企業説明会への優先出展など特典が付く。いずれのステージでも認証を受けた企業は、知事名の認証書を受け取ることができる。

 斎藤知事は「令和7年度(2025年度)までの3年間で800社の認証をめざしたい」という。機運醸成を目的に、第1回募集が始まる前日の21日に「ひょうご産業SDGs認証事業創設記念フォーラム」を県公館で開催する。SDGsを研究対象にする慶応義塾大の蟹江憲史教授が講演。県内のSDGs先進企業としてパンのケルン(神戸市東灘区)、日本酒の神戸酒心館(神戸市東灘区)、廃食油・諸侯品リサイクルの浜田化学(尼崎市)の代表者らによるパネル討論も実施する。

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