川重や神戸製鋼、大阪・関西万博「未来の都市」に協賛 先端技術など出展へ
- 2023/08/03
- 03:30
川重は温暖化ガスとされる二酸化炭炭素(CO2)を排出しない「脱炭素社会」の実現には、水素エネルギーの活用が有効であるとみて、水素供給網(水素サプライチェーン)の構築に関わる技術開発を進めている。万博の展示では、そうした技術を活用した持続可能な交通機関(モビリティ)を考える展示を検討している。未来の乗り物を体験し、次の時代に希望を持てるような展示をめざす。
神戸製鋼は、人類が夢や理想を追いかけて豊かな社会を築く過程で、「ものづくり」がさまざまに変化を遂げる様子を表現したい考えだ。鉄鋼やアルミなど素材事業に機械事業、さらには電力事業と同社の主力事業は幅広く製造業の根本を支える。子供たちを中心とした来場者に、ものづくりの面白さを伝えて「未来の都市」を支える意欲を刺激するような展示をめざしたいとしている。
川重と同じ「交通・モビリティ」分野には商船三井(9104)が出展。神戸製鋼と同じ「ものづくり・まちづくり」分野には、高松コンストラクショングループ(1762)傘下の青木あすなろ建設と小松製作所(6301)の企業連合、安藤・間(1719)を代表企業とするCPコンクリートコンソーシアムがそれぞれ出展する予定だ。このほか「Society5.0と未来の都市」に日立製作所(6501)とKDDI(9433)、「食と農」にクボタ(6326)、「環境・エネルギー」に日本特殊陶業(5334)、日立造船(7004)、IHI(7013)が協賛社として名を連ねる。
大阪・関西万博は会場で体験する実物のパビリオンと並行して、サイバー空間(ネット上)でも展示を展開。仮想空間と現実空間を融合したシステムで経済発展と社会課題の解決を両立するという、経済産業省が提唱する「ソサエティ5.0」を提示する。出展者になる協賛各社は実物の展示と連動したネット上のコンテンツも開発し、大阪・関西万博のデジタルツイン(ネット上に表現した万博会場)に出展することになる。
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