神戸電鉄の4〜6月期、純利益3%増 鉄道の利用者数が回復・流通も黒字

20230731神戸電鉄

【神戸経済ニュース】神戸湊川〜有馬が主力の神戸電鉄(9046)が7月31日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の4億7400万円だった。感染症法で新型コロウイルスの扱いが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」になったのをきっかけに外出する人が増え、鉄道やタクシーなどの利用者が回復したのが寄与した。鉄道の利用者が増えたことで駅舎内や駅周辺で展開するコンビニエンスストアや食品スーパーなども利用者が増加。流通業は営業黒字を確保した。

 売上高に相当する営業収益は4%増の54億円、営業利益は9%増の6億7500万円になった。鉄道事業で4〜6月期の輸送人員は4%増の1411万人。定期利用の利用者数が3%増の931万人だったのに対し、定期外の利用者数が5%増の480万人と伸び率が大きかった。バス・タクシーを含む「運輸業」の営業利益は21%増の4億5000万円だった。「流通業」の営業損益は1700万円の黒字(前年同期は1300万円の赤字)だった。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は8%減の6億2000万円を見込む。純利益は4〜6月期で通期予想の76%に到達した計算になるが、同社は期末の1〜3月期に修繕費などを計上するケースが多い。

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