石原ケミの4〜6月期、純利益32%減 半導体需要の減少が波及

20230727石原ケミカル

【神戸経済ニュース】ハンダめっき液大手の石原ケミカル(4462)が27日に発表した2023年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%減の3億4700万円だった。世界的な半導体の需要減少が波及し、金属表面処理剤や電子材料の販売が減少。減収が響いた。エアコン洗浄剤や工業薬品の伸びで補えなかった。

 売上高は7%減の47億円、営業利益は43%減の3億7400万円だった。事業分野(セグメント)別の売上高は、「金属表面処理剤および機器等」が20%減の22億円、「電子材料」が27%減の1億6100万円、エアコン洗浄剤など「自動車用化学製品等」は一部製品の値上げも寄与して1%増の9億2100万円、鉄鋼向け既存商品のシェアが拡大した「工業薬品」は19%増の14億円だった。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比19%増の20億円を見込む。6月までの業績は「当初の想定を下回って推移したが一部の製品では回復も始まっており、全体として10月以降の下期に回復する想定を変更する必要はないとみて、現時点では通期の予想を据え置いた」(経理部)としている。

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