神戸製鋼が8日続伸、年初来高値 東京製鉄ストップ高で鉄鋼株高

20191231神戸株ワッペン

終値 1443円50銭 +52円50銭(+3.77%)

【神戸経済ニュース】24日の東京株式市場では神戸製鋼所(5406)が8日続伸。一時は前日比53円50銭高の1444円50銭まで上昇し、6日以来およそ3週間ぶりに年初来高値を更新した。21日大引け後に2024年3月期の業績予想を上方修正した東京製鉄(5423)が制限値幅の上限(ストップ高)まで買われたことで、鉄鋼株に買いが波及した。東京製鉄は電炉大手だが、鉄鋼需要の堅調さが意識されて高炉3社にも幅広い投資主体の買いの手が伸びたという。日本製鉄(5401)やJFE(5411)も高い。

 東京製鉄は2024年3月期の単独税引き利益が前期比22%減の240億円になりそうだと発表。従来予想の210億円から上方修正していた。主な要因は原料価格の下落だ。東京製鉄の電炉で主要な原材料は鉄スクラップ。神戸鋼など高炉では鉄鉱石と原材料は異なるが、自動車のばん回生産が進んでいることなども勘案して需要面での買い安心感にも視線が向かいやすいかったようだ。業種別東証株価指数(業種別TOPIX、33業種)で鉄鋼は値上がり率首位。

 相場全体の上昇基調も追い風になり、神戸市に本社を置く上場会社では24日に神戸鋼に加え、住友ゴム工業(5110)、TOA(6809)、和田興産(8931)が年初来高値を更新した。


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