アジュバンの4〜6月期、最終赤字4300万円 ネット広告費の積極投入で

20230721アジュバン

【神戸経済ニュース】アジュバンホールディングス(4929)が21日に発表した連結決算は、最終損益が4300万円の赤字(前年同期は1億9800万円の黒字)だった。ヘアケア製品の伸びなどで増収だったが、男性向け育毛剤の子会社2Cのネット広告費を積極的に投入したことで販管費が膨らんだ。営業外費用に保険解約損2000万円を計上したのも響いた。営業損益は2300万円の赤字(前年同期は2400万円の黒字)。

 売上高は前年同期比4%増の10億円だった。このうちスキンケア分野は前年同期に新製品効果で伸びた反動で、9%減の4億200万円。ヘアケア分野は新たに立ち上げたスタイリング剤ブランド「muts hair touch(ミューツへアタッチ)」が事前キャンペーンもあって好調。既存品も前年同期を上回り、12%増の7億2000万円だった。このほか売上割戻金が8600万円など。

 育毛剤の成分を共同開発した理化学研究所との間で調整に時間がかかっていた2Cの広告宣伝は、4月以降に順次再開。6月に入って顧客数の増加が目立ち始めたという。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。積極投入しているネット広告費などは、ほぼ想定通りに推移しているという。純利益は前期比81%減の7600万円を見込む。

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