斎藤兵庫知事、万博の建設遅れ「大変心配している」 兵庫棟「年度内に着工可能」

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は19日の定例記者会見で、2025年に大阪市で開く国際博覧会(大阪・関西万博)の海外パビリオンの建設申請がゼロと伝わるなど、建設が遅れていることについて「私としても大変心配している」と述べた。「大阪府市や(主催団体の)博覧会協会が体制を強化するというが、しっかりやっていただきたいと考えている」という。建設の遅れで博覧会の開催を危ぶむ声もある、との記者の質問に答えて述べた。

 兵庫県も「兵庫棟(仮称)」として建屋の一部に出展を予定している関西広域連合のパビリオンについて斎藤知事は、「昨年すでに設計や、建築業務の契約を済ませたうえ、すでに建築確認申請もおこなっており、今年度内には建設工事に着工できる」との見通しを示した。

 尼崎市の埋立地「フェニックスふ頭」から会場建設のための人手を船で万博会場まで輸送する構想もあったというが、「まだそうした動きはなく、現場の実態として建築工事が動いていない」ことを反映していると指摘した。「できるだけ予定通りスタートできるよう、我々としてもできることをやっていく」という。

 加えて「万博会場外でも万博を構成するのが今回の万博」との認識を述べた。「そういう意味でも(県内各地の取り組みをパビリオンに見立てる)フィールドパビリオンは大事かなと思っている」と語った。

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