ATAOの3〜5月期、税引き益35%減 通販サイト影響が残る・店舗は販売増

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【神戸経済ニュース】バッグや財布を企画・販売するスタジオアタオ(ATAO、3550)が発表した2023年3〜5月期の単独決算は、税引き利益が連結決算だった前年同期の連結純利益と比較して35%減の3500万円だった。外部に委託していたネット通販サイトを自社化したことで、旧サイトの顧客名簿を引き継げなかったほか、旧サイトの運営委託先が始めた新ブランドと、ATAOのブランドを顧客が混同・誤認した影響も残ったという。

 売上高は前年同期連結比31%減の8億4600万円、営業利益は同46%減の53億円になった。売上高のうち百貨店に出店している店舗販売は4億7591万円と、前年同期を1%程度上回った。ただネット通販は3億6519万円と前年同期に比べて50%減と苦戦した。同社としては、新ネット通販サイト「ATAOLAND+」について積極的に広告宣伝を展開するなどで、ネット通販サイトを切り替えた影響は「足元では改善傾向にある」(広報担当者)とみている。

 24年2月期の単独業績予想は据え置いた。最終損益は5000万円の黒字(前期は2億2800万円の赤字)と、3期ぶりの最終黒字を確保する見通しだ。

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