MORESCOの3〜5月期、純利益29%減 増収も原価率やや上昇・為替差益減で

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【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)が12日に発表した2023年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比29%減の2億2400万円だった。販売価格の引き上げによって増収を確保したが、足元で落ち着きつつある原材料価格も前年同期との比較では上昇しており、売上減価率が悪化した。加えて営業外収益の為替差益が減少したのも響いた。

 売上高は8%増の75億円、営業利益は28%増の2億5700万円だった。国内では昨年来、値上げに取り組んできたことで足元では利益率が改善しつつあるという。加えて環境保全に関する製品を販売する子会社のマツケンが大型案件を獲得し、廃水処理装置が好調だったのが寄与した。海外では北米などで販売が回復しているが、中国で日系自動車部品メーカーの稼働率低下の影響を受けた。

 24年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%増の7億円を見込む。

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