神戸市、新神戸駅に登山支援拠点「トレイルステーション神戸」 22日開設

20230712トレイルステーション神戸

【神戸経済ニュース】神戸市は11日、登山情報の発信や登山用品のレンタルなどを手掛ける登山支援拠点「トレイルステーション神戸」(写真な内部の様子=神戸市提供)を22日に、山陽新幹線の新神戸駅内に開設すると発表した。新神戸駅は、30分程度で往復できる位置に「布引の滝」があり、東に向かえば摩耶山、西には再度山という神戸の代表的な登山口の1つ。登山道や標識などを整備し、神戸の山を舞台にした自然体験を活性化する「神戸登山プロジェクト」の一環だ。

 同日の定例記者会見で久元喜造市長は、「駅のすぐ裏側が登山口で、清流が流れていて夏は水遊びをしている声がホームに聞こえる。こんな新幹線の駅は全国を探しても珍しい」と話す。登山支援拠点の第1号を新神戸駅に設置することが、都市と自然の近さを象徴的に示すことを強調した。加えて「登山客にニーズが多いとされる、荷物の預かりサービスにも対応する」と利便性の高さも、あわせて強調した。

 22日に開設式典を開く。神戸市は、登山用品を販売する好日山荘(神戸市中央区)と六甲山地でのハイキングを主催してきた神鉄観光(神戸市兵庫区)で構成する企業連合に「トレイルステーション神戸」の運営を委託。同施設が主催するガイドツアーや登山関連用品の販売なども予定している。月・木・金・土・日・祝の午前8時半〜午後5時半(12月から2月は金・土・日・祝の午前9時〜午後4時)に営業する。ただし正午〜午後1時は昼休み。

 同時に神戸市は、登山道整備に向けた「神戸登山プロジェクト」協賛企業の募集も始めたと発表した。協賛金の金額に応じて、神戸市のホームページは登山道に設置する案内板などに、会社名を入れたプレートの設置などを予定。企業版ふるさと納税の対象事業とした。このほか補修が必要な道を神戸市を通報したり、登山道を清掃したりといった登山道維持活動に社員が参画する支援企業も受け付ける。企業協賛向けのホームページから問い合わせられるようにした。

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