【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長（写真）は11日の定例記者会見で、主要７カ国（Ｇ７）に属する国の都市の市長による会議「Ｕｒｂａｎ（アーバン）７市長サミット」（Ｕ７）の代表として、９日まで高松市で開催したＧ７香川・高松都市相会合に参加したのを受けて、「３月に取りまとめたＵ７共同宣言は非常に効果があった」との認識を示した。ウクライナの復興支援に積極的に取り組むとの姿勢も含め、「Ｕ７で取りまとめた考え方が、今回の都市相会合の共同コミュニケでも数カ所にわたって引用された」と指摘した。

　Ｇ７都市相会合への参加を通じて印象に残ったのは、住宅からの二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減をめぐる施策だったという。「所得水準が低い公営住宅の居住者に対して、どのように環境負荷の低い暖房を提供するのかについて、各国がさまざまに取り組んでいる」と指摘。「我が国はまだまだそうした政策に手を付けていない、と私自身は強い印象を受けた」と話していた。

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