「神戸新開地・喜楽館アワード」開催 次のスター落語家を選ぶ・ABCラジオと

20230712喜楽館AWARD

【神戸経済ニュース】兵庫県内で唯一の上方落語の定席である神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)は11日、次世代の上方落語のスターを観客が選ぶコンクール「神戸新開地・喜楽館AWARD(アワード)2023」を、朝日放送グループホールディングス(9405)傘下の朝日放送ラジオ(ABCラジオ)と共同で開催すると発表した。入門して16〜25年目の上方の落語家を対象にしたコンクールで、次世代の上方落語界をになう新たな看板落語家を見出す。

 予選会はABCラジオの番組「日曜落語〜なみはや亭〜」の公開録音として9月前半の夜席に喜楽館で開催。公開録音に応募・当選した観客が審査員になり、決勝進出者を4〜5人に絞る。決勝は12月3日に喜楽館からABCラジオが生放送し、有料で入場した観客とラジオのリスナーが審査員。リスナーの審査もネットを通じて放送中に集計して、当日中に初代の優勝者を決める計画だ。

 審査員を観客が務めるのに加え、賞金の金額も「観客まかせ」にするのが特徴だ。喜楽館のロビーには優勝者に渡す賞金の「募金箱」を設置。喜楽館の通常興行や、喜楽館アワードの予選などに訪れた観客から寄付を集める。集まった金額がそのまま賞金というわけだ。上方落語の新たなスターを選出する機会を通じて、喜楽館への誘客に加え、新開地のにぎわい作りにもつなげる。

 喜楽館が開館5周年を迎えた11日に、正式に支配人に就任したABCテレビの伊藤史隆アナウンサー(写真左)と、当時の上方落語協会の会長として喜楽館の開設にも携わった桂文枝さん(同右)が、5周年特別興行「対談コーナー」の中で発表した。賞金への募金について、文枝さんが「伊藤さんは300万円ぐらい?」と多額の寄付を促して観客を沸かすと、伊藤支配人が「お母ちゃんに相談して決めます」と応じて笑いを誘った。

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