10月の兵庫鉱工業生産は2カ月ぶり増 基調判断「持ち直し」据え置き

20171220鉱工業生産10月グラフ

 兵庫県が20日に発表した10月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比8.4%上昇の103.1と、2カ月ぶりに生産が増加した。兵庫県は生産活動の基調判断を、前月と同じ「持ち直しの動きが見られる」に据え置いた。業種別の生産指数は主要9業種のうち4業種が上昇した。

 主要9業種では最も高いウエートを占める「はん用・生産用・業務用機械工業」が前月比10.3%上昇と上げに転じた。このうち個別の品目では、蒸気タービン部品、熱交換器、コンベヤ、混合機・かくはん機などが増加した。旅客車、発動機部品、舶用ディーゼル機関が増加して「輸送機械工業」も上昇に転じた。このほか「電気機械工場」「窯業・土石製品工業」が上昇した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した10月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値は前月比0.5%上昇の103.0だった。

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