ドーン、今期税引き益7%増に クラウド伸び続き9期連続の増配計画

20230711ドーン

【神戸経済ニュース】緊急通報システムなどを開発・運営するドーン(2303)は11日、2024年5月期の単独税引き利益が前期比7%増の3億4300万円になりそうだと発表した。主力の「NET119緊急通報システム」に加え、消防向けの映像通報システム「Live119」、災害情報共有サービス「DMaCS」などクラウドサービスの利用数が増えることで、利用料収入の増加が寄与する。5期連続の最高益になる見通し。

 売上高は7%増の14億円、営業利益は11%増の4億9300万円を見込む。クラウドサービスのほか、引き続き電力会社が施設管理用に使う地理情報システム(GIS)などの受注を見込む。一方で費用面では人材の採用活動を積極化したことによる採用活動費用の増加、人件費などの増加を織り込んだ。機会次第では、新規ビジネスやM&A(合併・買収)による事業拡大にも取り組む方針だ。

 年間配当金は前期比1円増配の17円(中間なし)を予定する。16年5月期から9期連続で増配になる計画だ。

 同時に発表した23年5月期の単独決算は、税引き利益が前の期比13%増の3億2100万円になった。売上高のうちクラウド利用料は16%増の7億1300万円と、52.2%を占めた。クラウド利用料の比率は前の期の50.3%から1.9ポイント上昇した。売上高12%増の13億円、営業利益は11%増の4億4300万円だった。

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