和田興産、今期税引き益8%減に上方修正 マンション販売好調などで

20230707和田興産

【神戸経済ニュース】マンション開発の和田興産(8931)は7日、2024年2月期の単独税引き利益が前期比8%減の22億円になりそうだと発表した。従来予想の19億円から上方修正した。足元のマンション販売が好調で、織り込んでいた値引きが必要なかったほか、販売期間が短縮できるなど販売経費が想定を下回って推移しているのを通期予想に反映する。配当予定も引き上げる。

 売上高は9%減の390億円、営業利益は7%減の41億円を見込む。売上高は従来予想を据え置き、営業利益の従来予想は36億円だった。今期の引き渡し件数の見込みから、年間での売上高の想定は変更ない。ただ事業分野(セグメント)別にみると、マンションの好調に加え、収益用物件を1棟売りする「その他不動産販売」や、「戸建て住宅販売」で想定よりも速いペースで販売が進んでいるという。

 年間配当金は前期比2円増配の52円(うち中間26円)とした。従来計画は前期据え置きの50円としていたが、積み増すことで3期連続の増配、3期連続での過去最高の更新になる。

 同時に発表した2023年3〜5月期の単独決算は、純利益が前年同期比52%増の10億円になった。足元のマンション販売や収益用物件の販売などの好調を受けて採算が改善。従来の3〜8月期予想(10億円)に到達した。売上高は38%増の145億円、営業利益は51%増の17億円になった。

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