川崎神商会頭、万博入場料「考えられた体系」 MS開発拠点「期待大」

20230703川崎神商会頭

【神戸経済ニュース】神戸商工会議所の川崎博也会頭(神戸製鋼所特任顧問、写真)は3日の定例記者会見で、先月末に正式に決まった2025年に大阪市で開催する国際博覧会(大阪・関西万博)の入場料について「個人的には非常によく考えられた料金体系だと思う」と評価した。「万博は通常、後半が盛り上がるので前売り券に開幕券、前期券を設けて(来場者を)平準化するアイデアも取り入れられた」といい、博覧会協会に早い段階で入場券収入が計上されることを期待した。

 大阪・関西万博の前売り券は4月13〜26日に1回入場できる開幕券が大人(18歳以上)4000円、開幕から7月18日までに入場できる前期券が5000円、会期中いつでも1回入場できる1日券は24年10月6日までに購入すれば6000円、24年10月7日以降に購入すれば6700円。会期中に販売し、土日祝の日中に入場できる入場券が最も高くて7500円だ。このほか複数回の入場が可能な各種「パス」も販売する計画だ。

 販売に向けて川崎会頭は、「われわれ神戸経済界でも、ある程度は協力せざるを得ないという前提」との認識を示した。ただ「テーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』をどう描くのか、どういう催し、展示がなされるかというのは、まだはっきりしない」と指摘。「大事なのは1回きりではなく、もう1回行きたいという思いをさせてくれる万博であること」と述べ、今後明らかになる各国や各団体のパビリオンなど、博覧会の内容に改めて期待感を示した。

 米マイクロソフトが2023年秋ごろまでに、人工知能(AI)分野などの研究開発拠点を開設することで神戸市や川崎重工業(7012)などと基本合意したと伝わったことについては、「これは期待感が大(だい)だ」との印象を述べた。「神戸は歴史的に見ても、スタートアップも含めて情報分野のビジネスに課題があるとされてきた」と指摘。「そこにマイクロソフトというのは刺激的」「非常にうれしい」と語った。

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