淡路屋・まねき食品、学生と企画「テロワール旅弁当」発売 兵庫DCが開幕

20230701テロワール旅弁当

【神戸経済ニュース】老舗弁当店である淡路屋(神戸市東灘区)と、まねき食品(姫路市)は1日、JR6社の大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン(兵庫DC)」の開幕に合わせて、兵庫県の食文化を味わうことができる「テロワール旅弁当」を発売する。キャンペーンに合わせた駅弁の開発を、観光地経営組織(DMO)のひょうご観光本部が企画。兵庫県産の素材を盛り込んだ地元発の弁当でも、旅のムードを盛り上げる。

 淡路屋が発売したのは「#まるっとひょうご五国いなり」(写真右)。5つのいなりずしに摂津国の神戸ビーフ、播磨国の明石ダコ、淡路国のタマネギ、但馬国の香住ガニ、丹波国の丹波黒豆を乗せた。さらに兵庫県が全国2位のしょうゆ生産地であることから、甘味にみたらし団子を添えた。家族みんなが楽しく食べられる食材を意識した。さらに容器は植物性素材を採用した脱プラスチック。割り箸に丹波篠山の間伐材を使い、兵庫県がカーボンオフセット(相殺)に力を入れていることも伝える。

 まねき食品が発売したのは「兵庫の味力(みりょく)まるっとちらし寿司 ミルベルフルール」(写真左)だ。ちらしずし飯の上を、兵庫県の食材でミルベルフルール(百花繚乱)にする。肉類、海鮮、野菜と、すべてをおいしく食べられる弁当として、ちらしずしを採用。新鮮で豊かな兵庫の食を満喫できるようにした。「まるっと」から連想して容器は輪っぱ型にした。各地の観光地を紹介する「しおり」と、オリジナルのフォトフレームを配信するQRコードをパッケージに印刷した。

 弁当の企画には甲南大、関西国際大、関西学院大の学生6人が参加した。淡路屋とまねき食品が、学生らのアイデアをできる限り詰め込んだのが今回の弁当だ。夏の弁当とあって両者とも「すし」で、商品名に「まるっと」が入ったのは偶然という。淡路屋の「#まるっとひょうご五国いなり」は1200円(税込み)、「兵庫の味力まるっとちらし寿司 ミルベルフルール」は1500円。JR西日本(9021)の駅構内にある店舗「旅弁当」などで販売する。

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