神戸観光局、台湾・桃園市と交流促進で覚書 将来の相互送客めざす

20230624神戸桃園MOU

【神戸経済ニュース】観光地経営組織(DMO)の神戸観光局は、台湾・桃園市政府の観光旅遊局と観光交流促進に向けて覚書(MOU)を交換した。神戸市、桃園市の両者間で、互いの都市の認知度向上をめざす。将来的には観光客を相互送客できるよう、具体的に交流の仕組みを構築したい考えだ。MOUの署名を交換する締結式を16日に桃園市で開催。桃園市政府観光旅遊局の周柏吟局長(写真左)と、神戸観光局の中西理香子専務理事(同右)が署名を交換した(写真は神戸観光局提供)。

 日本への観光客が韓国に次いで多い台湾では、日本の他都市しも多く観光誘客の活動を展開している。そうした中でも特に神戸への観光客を増やすには、個別の都市と交流して相互送客の枠組みを構築する必要がある判断した。桃園市は台湾の空の玄関口である台湾桃園国際空港があり、同空港と台北を結ぶ「桃園メトロ」は、2019年に阪神電気鉄道との間で日台間の相互送客のための連携協定を結んだ。神戸観光局も22年度から、阪神電鉄と連携した神戸観光プロモーションの動画放映などを、桃園メトロの車内や駅で展開してきた。

 神戸観光局と桃園市・観光旅遊局は今後、それぞれの広報サイトやデジタルサイネージ(電子看板)などを通じて観光情報などを発信する方針だ。旅行代理店なども取り込んだ相互交流も活発にして、旅行商品が作られるよう促したい考えという。桃園市は空港に近い交通利便性に加え、戦前の日本統治時代に流行したバロック風建築が多く残り、レトロな街並みが人気。標高1500〜2130メートルに広がる自然保護地区にある、樹齢1000年といった巨木などもみどころという。


関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

広告

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ