トーカロ、兵庫県初の「くるみんプラス」認定 兵庫労働局長が認定通知書

20230623トーカロ交付式

【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局は22日、表面処理加工のトーカロ(3433)を不妊治療と仕事の両立を積極的に支援する企業であることを示す「くるみんプラス」に認定した通知書の交付式を開いた。兵庫県内の企業としては初の「くるみんプラス」認定。トーカロは今年3月、従業員が不妊治療を受ける際に有給休暇が取れたり、時短勤務に切り替えたりできる制度を導入した。

 社外取締役の指摘などもあって、同社は2020年7月に「ダイバーシティ推進委員会」を設置。本格的に「働き方改革」に取り組んだ。交付式後に記者団に対して三船法行社長(写真左)は「始めるのは遅かったが、事業を継続していくために子育て支援などは欠かせないと判断した」と話した。男性の育児休暇も増えたほか、子供の発熱などによる急な休暇を取りやすい雰囲気作りにも取り組んだ。そうした一環で不妊治療を支援する制度も取り入れた。

 現時点ではまだ、不妊治療を目的とした休暇を取った従業員はいないが、Eラーニングなどを通じて制度を社内に周知した。金刺義行・兵庫労働局長(写真右)は、企業による不妊治療の支援について「機運が高まりつつある中でも、具体的な措置をとっている企業はまだ少ない」と指摘。トーカロは「社内研修の実施や相談窓口の開設といった認定基準をすべて満たしており、他の企業の模範になっていただきたい」と話していた。

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