事業計画の作成、高校生向け「夏キャンプ」 兵庫県・神戸市・日本公庫が初開催
- 2023/06/20
- 23:39
【神戸経済ニュース】兵庫県、神戸市、政府系金融機関の日本政策金融公庫の3者は共同で、夏休み期間中に、兵庫県内の高校生を対象としたビジネスプラン(事業計画)の作成を体験するプログラム「ビジネスプラン作成キャンプ in KOBE」を開催する。兵庫県、神戸市、日本公庫の3者が連携して高校生向けの起業体験を企画するのは初めて。3者がそれぞれ展開している起業家支援の施策の一部も活用し、若年層による起業意欲の喚起に向けて連携する。
7月下旬から8月上旬にかけての4日を使って、事業計画を練り上げる。まず初日にはシリコンバレー発の起業教育プログラム「BizWorld」を通じて、起業家精神やビジネスの基本を学ぶ。2日目は教育を通じて食糧廃棄の削減をめざすomochi(神戸市灘区)の講演を聞き、「身近な困りごとから課題アイデアを創出」をテーマにワークショップを開催。事業計画の作成は3日目に実施し、最終日の発表会では事業計画に対する起業家や専門家からのアドバイスを受けられる。
日本公庫が8月22日に参加者の募集を開始する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の上位入賞者を輩出することなどをめざす。神戸市は「KOBEワカモノ起業コミュニティ」、兵庫県は「スタートアップチャレンジ甲子園」など若年層向けのスタートアップ支援をそれぞれ展開。両県市や神戸商工会議所を中心とした起業支援の連携組織「ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム」には日本公庫も参加しており、情報交換するなかで今回の「キャンプ」企画が浮上したという。
参加費用は無料。兵庫県内に住所があるか、県内の学校に通学している高校生が対象だ。定員は先着順で20人。専用サイトから必要事項を入力して申し込む。定員に届かない場合も7月21日正午を締め切りとする。
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