舞子駅にホーム柵、住吉駅に安全スクリーン設置 JR西日本が整備計画

【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)は14日、駅のホームに設置する「ホーム柵」や、線路上への乗客の転落を検知する「ホーム安全スクリーン」について、京阪神地区の具体的な整備計画を発表した。すでに整備を終えたものも含めて2028年3月末までに、ホーム柵は25駅78番線、ホーム安全スクリーンは84駅245番線に整備する。4月1日から鉄道駅バリアフリー料金制度を導入し、運賃を値上げしたのに対応。ホームからの転落による乗客と列車の接触事故を防ぐ。

 今後ホーム柵を設置するJR神戸線の駅は、大阪駅を含めて6駅。23年度に西明石駅の5・6番線、25年度には明石駅の1・2番線と神戸駅の3・4番線、26年度には大阪駅の3・4番線、27年度には尼崎駅の4・5番線と舞子駅の1・2番線に設置を予定する。普通電車や快速電車などJR神戸線を走る車両は種別によってドアの位置が異なるため、ホーム柵はいずれも柵が上下に動く「昇降式」になる予定だ。

 ホーム安全スクリーンを設置するスケジュールが決まったJR神戸線の駅は9駅。芦屋駅2・3番線、須磨駅1〜4番線、元町駅1〜4番線、垂水駅1・2番線、兵庫駅1〜4番線は23年度中に整備する。24年度には住吉駅1〜4番線、西宮駅1〜4番線、甲子園口駅1〜3番線、六甲道駅1・2・4番線に設置する予定だ。25〜27年度のスケジュールは引き続き検討する。

 JR西日本は1人の乗降客数が10万人を超える駅に、優先的にホーム柵を設置する方針だ。ただホーム柵の整備には大掛かりな工事が必要で費用もかかるため、まずはホーム安全スクリーンを設置し、のちにホーム柵に置き換えるケースもあり得るという。JR西日本は32年までに、京阪神のバリアフリー整備エリアにある211駅・ホームの603番線すべてにホーム柵かホーム安全スクリーンを整備する計画だ。

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