神戸市、7月7日に個人向けSDGs債の利率を決定 発行額25億円
- 2023/06/13
- 23:53

【神戸経済ニュース】神戸市は13日、住民参加型で5年物の地方債(ミニ公募債)である「こうべSDGs市民債」を発行すると発表した。発行額は25億円。7月7日に利率を決めて、発行条件をすべて確定する。7年ぶりに個人向け地方債を発行した2022年度に続く個人向けの発行で、資金調達の経路を多様化する。機関投資家向けと同様にSDGs(国連の持続可能な開発目標)に沿った使途に充てる資金を調達する「SDGs債」として発行するのも昨年と同じだ。
利率は7月7日午後2時ごろに決定し、神戸市のホームページで公表する。0.22%を下限とした。販売期間は7月10〜25日を予定するが、販売期間前でも予約で完売する場合がある。発行価格は100円。発行日(払込日)は23年7月28日、利払日は毎年7月30日と1月30日。償還日は28年7月28日で、満期一括償還する。販売額は10万円から10万円単位。
調達した資金は、下水汚泥から採取したリンを使った肥料「こうべハーベスト」の利用促進など「里山活性化事業」、生態系を活用した水質浄化機能の導入など「生物多様性の確保」、河川改修など「気候変動への対応」、公共施設の照明をLED化するなど「エネルギー利用の効率化」などに充当する計画だ。
取り扱い金融機関は、銀行が三井住友銀行と、みなと銀行の2行。証券会社は、池田泉州TT証券、岩井コスモ証券、SMBC日興証券、岡三証券、大和証券、東海東京証券、野村証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。
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