久元神戸市長「水素に特化した技術基準の策定が不可欠」 水素セミナーで

20230613久元市長講演

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長は13日、同市などが主催して神戸市内で開催した水素セミナーで講演し、「水素に特化した技術基準の策定が不可欠だ」と主張した。「産官学で国に要請」して、経済産業省を中心に「1日も早く水素エネルギーの利活用にふさわしい技術基準の作成を」求めたいと強調した。

 神戸市では水素供給網の実証実験施設や、世界で初めての市街地での水素発電にポートアイランドなどに場所を提供。さらに二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロの港湾(カーボンニュートラルポート=CNP)や空港(カーボンニュートラルエアポート)などに取り組む。燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションも5月に市内で2カ所目が稼働し、関連する産業の集積も進む可能性が高まっている。

 ただ、こうした実証実験などが進む中で「残念ながら、高圧ガス取扱法や消防法などによる、既存の法律の技術基準でさまざまな不具合が生じている」のが現状という。業界関係者や行政関係者などセミナー参加者に対しても「ご参画とご支援をお願いしたい」と呼びかけていた。

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