モロゾフの2〜4月期、純利益11%減 営業増益も前年同期に受取補償金で

20230610モロゾフ

【神戸経済ニュース】洋菓子大手のモロゾフ(2217)が9日に発表した2023年2〜4月期の連結決算は、純利益が前年同期比11%減の4億3300万円だった。新型コロナウイルスの影響が後退したことによる販売回復などで営業増益を確保したが、前年同期の営業外収益に受取補償金9600万円を計上した反動が表れた。投資有価証券の売却などで補えなかった。

 売上高は10%増の87億円、営業利益は3%増の6億6000万円だった。昨年2〜3月は新型コロナ感染第6波の影響を受けたこともあり、今期は最大の商戦期であるバレンタインデー付近が堅調に推移した。5月の大型連休に手みやげ需要のほか、夏ギフトの前倒し効果などもあって増収になった。原材料高、エネルギー高の価格転嫁を進めたほか、店舗人員の最適配置で採算が改善した。

 24年1月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は34%減の11億円を見込む。 


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