兵庫県、家計支援でプレミアム付デジタル商品券 総額164億円の6月補正予算 

20230531兵庫県補正予算

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は31日の記者会見で、プレミアム付デジタル商品券を8月に発売し、9月から2024年2月までの半年間に使えるようにすると発表した。すべての県内住民が1口あたり6250円の商品券を5000円で購入できる。1人あたり申し込みの上限を4口とする。さらに18歳以下の子供がいる世帯には、1口あたり7500円の商品券を5000円で購入できる。1世帯あたり2口まで。兵庫県は昨年度、プレミアム付デジタル食事券を販売したが、対象を飲食店だけでなくスーパーやコンビニ、ドラッグストア、家電量販店などの小売店に拡大する。食料品などの値上がりを受けて、家計を応援するのがねらいという。

 大人2人、子供2人の4人世帯で総額5万円(一般向け8口、子育て向け2口)を購入すれば、6万5000円分の飲食や買い物ができる計算だ。デジタル商品券は兵庫県が作成したスマートフォン(スマホ)向け専用アプリ「はばタンPay+(プラス)」を通じて販売、利用する。携帯電話販売店や市町などと連携し、高齢者などのスマートフォンの使い方に不慣れな住民への支援を実施する計画だ。予算53億円を6月補正予算に計上する。

 プレミアム付デジタル商品券を含む、総額164億円の6月補正予算案に合わせて発表した。今回の補正予算案では、このほか国の電気・ガス価格激変緩和対策の対象にならない、特別高圧電力で受電する中小企業を支援する補助金に32億円、中小企業のデジタル化や省人化を支援する補助金に1億1000万円などを計上した。財源は地方創生臨時交付金の162億円を中心に、ほぼ全額を国庫支出金で手当する。

 6月7日に開幕する定例の県議会に補正予算案を提出し、6月19日の本会議で可決、成立する見通しだ。

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