3月の兵庫県一致指数、3カ月ぶり低下 基調判断「横ばい」に下方修正

20211021統計アイコン

【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した3月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比5.0ポイント低下の85.9だった。2カ月ぶりに低下した。新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったのを受けた、経済改善が一服する様子が表れたとみられる。兵庫県は同指数の動きによって判断する景気の基調判断を「横ばい局面(下方への局面変化)」として、2月まで9カ月続いた「改善を示している」から下方修正した。

 一致指数の低下は、大口電力消費量の減少や、鉱工業生産指数の低下、着工建築物床面積の減少が響いた。百貨店・スーパー販売額も微増にとどまり、補えなかった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比2.8ポイント低下の86.9と、5カ月ぶりに低下した。家計消費支出(神戸市)や雇用保険受給者実人員の増、常用雇用指数の低下などが響いた。消費者物価指数の上昇や、「法人事業税、特別法人事業税・地方法人特別税調定額」の増加などで補えなかった。

   指数の基礎資料の改定などで過去に遡って指数を算出し直すことがあり、前月までの計数がこれまでに発表された速報値とは異なる場合がある。


関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

広告

カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

広告

神戸経済ニュースからのお知らせ