川重、水素供給網のCO2排出量算定で国際認証機関と連携 覚書を交換

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【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)は液化水素の製造、輸送、利用までのサプライチェーン(供給網)全体での二酸化炭素(CO2)排出量を算定する方法を検討するため、世界最大級の認証機関・船級協会であるノルウェー・ドイツ船級協会(DNV、オスロ)と連携する。29日付でDNVと覚書を交換したと発表した。水素を製造する際の排出量評価で先行する欧州で、大きな影響力がある認証機関と組み、輸送時の算定ルール作成に積極的に関わることで幅広い水素供給網の構築をめざす。

 利用時にCO2を排出しない水素がクリーンエネルギーとして関心を集めるなか、日本政府は「グリーン成長戦略」などで、国際的な水素供給網の構築によって、海外から安価な水素を安定調達することがエネルギー安全保障の観点からも必要との見解を示している。このため水素の製造、液化、海上輸送、国内輸送、利用までの供給網全体でCO2排出量を評価し、水素供給網が社会全体の低炭素に寄与することを示す必要があると判断。欧州で先行する水素製造時だけでなく、輸送時のCO2排出量の算定方法の確立をめざす。

 水素供給網全体として低炭素の「価値」を定量化、見える化する取り組みともいえる。大型水素運搬船の建造は今後、川重の水素事業の中核の1つになる見通しもある。このため長距離輸送も含めた水素供給網全体でCO2排出量を算定できるようにすることで、世界的な水素の流通の活発化につなげたい考えだ。算定方式を国際標準として定着させることで、将来の情報開示の基盤にもなるとみている。(写真は川重が開発した水素運搬の実証実験船=資料)

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