三菱電と三菱重、神戸市に発電機の統合新会社 調達でも相乗効果

【神戸経済ニュース】三菱電機(6503)と三菱重工業(7011)は29日、発電機事業の統合について同日付で契約を結んだと発表した。2024年4月1日付で共同出資会社を設立し、三菱電機が51%、三菱重工が49%を出資する。火力、原子力、水力発電に使うタービン発電機などの製造・保守事業を集約し、国際競争力を高めるのがねらい。新会社の本社は、神戸市兵庫区にある三菱電の電力システム製作所(神戸地区)内に置く予定だ。

 資材調達の規模を大きくすることで単価を抑える効果(バイイングパワーの向上)など、調達面でも相乗効果を期待できるという。製造拠点は三菱電の神戸製作所(神戸市兵庫区)、三菱重の日立工場(茨城県日立市)を予定している。新会社の売上高は数百億円規模になる見通し。

 発電機事業の統合では22年12月に両社が基本合意していた。三菱電が準備会社を設立し、同社を承継会社とした吸収分割方式で統合する。新会社名や役員、資本金などは未定としている。

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