4月の兵庫県有効求人倍率1.03倍に上昇 「持ち直しの動きにやや弱さ」据え置き

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【神戸経済ニュース】厚生労働省の兵庫労働局が30日に発表した4月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の1.03倍だった。新型コロナウイルスによる経済への影響が後退する中で、企業が求人を増やす動きが表れた。ただ兵庫労働局は足元の雇用情勢についての判断を据え置き、「求人が求職を上回っているものの、持ち直しの動きにやや弱さがみられる」との見方を3カ月連続で示した。

 有効求人数(季節調整値)は前月比1.2%増の8万3670件と4カ月ぶりに増加した。有効求職者数(同)は0.2%増の8万1619件と 2カ月ぶりに増加した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(同)は1.75倍と、前月比で0.09ポイント低下と、2カ月ぶりに低下した。

 新規求人数を原数値でみると前年同月比4.6%減の2万8822人と、2カ月連続で前年同月を下回った。業種別で減少したのは「医療・福祉業」の7.6%減、「製造業」の16.1%減、「建設業」の11.2%減など。半面、増加したのは「卸売業・小売業」の18.2%増、「サービス業(他に分類されないもの)」の5.8%増、「教育・学習支援業」の6.3%増など。有効求人数(原数値)は1.8%減の8万3678件と、3カ月連続で前年同月を下回った。

 厚生労働省が発表した4月分の全国の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍(季節調整値)と、前月から横ばいだった。


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