大阪・関西万博、神戸港・神戸空港から海上ルート 尼崎から海上は検討継続

20230528万博会場ルート

【神戸経済ニュース】2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)の運営主体である日本国際博覧会協会は26日、会場への来場者を円滑に輸送するための「来場者輸送具体方針」の改訂版を公表した。昨年10月に発表した方針に加え、水上交通の利用についても指針を打ち出した。検討を進めるのは12航路(表)で神戸港や神戸空港、淡路島から会場のある夢洲への航路は、実現に向けて高い進捗で調整が進んでいるという。一方で会場外駐車場を設ける尼崎と夢洲を結ぶ航路は、引き続き検討する航路とした。

 博覧会協会を中心に構成する輸送対策協議会は、航路の開設に向けては「いずれの航路についても、船舶事業者の確保が課題」としており、運航会社が決まった航路はない。夢洲側で船舶が発着するのは、夢洲の北岸に設置している小型船用浮きさん橋を活用する方向で調整中だ。ただ中型船などが接岸できない。海運会社が中型船などを使用する可能性もあり、別途さん橋を設置する必要があるか検討を進める。浮きさん橋から会場までは、バスなどでの輸送を検討するという。

 今回改訂版を公表した「来場者輸送具体方針」は今年秋をめどに第3版を作成。より具体的にした輸送方針を改めて公表する。その後も万博開催まで半年に1回のペースで作成、公表したい方針としている。

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